Popie
-Predictive Operation on PIE shaped menu- 〜ペンによるメニュー選択に基づく日本語入力〜 [English/Japanese] 戻る |
概要近年、ペン型デバイスを用いて入力を行うPDAやタブレットPCなどのコンピュータ機器が増えてきている。 これらの機器においてペン型デバイスを用いて文字入力を行うには、ソフトウェアキーボードのキーをペン型デバイスで逐一選択するか、文字認識システムを用いる必要があった。 しかしながらこれらの入力システムでは入力速度が上がらず、また文字認識においてはまだまだ性能が不十分であるといわざるを得ない状況である。そこで我々は、ペン型デバイスによる日本語入力を高速化する手法、Popieを提案し実装した。PopieではFlowMenuと呼ばれる円形のメニューを使用し、連続的なストロークで日本語を入力する。入力のキーには子音の10個を用い(あ行の子音は便宜てきにAとしている)キーの入力から候補文字列を提示するようになっている。 また、直前の入力から次の単語を予測する機能も付いている。 これにより、文字認識を用いた入力よりも高速な日本語入力が可能になった。 FlowMenuとは連続的で滑らかなペンでの入力が可能で、入力効率よくするためのメニューである。スタンフォード大学Interactivity Labで提案された。 |
アプレットペンを用いた日本語入力手法を実装したアプレットです。○Popie applet ※このアプレットを動かすには J2SE ver1.4のプラグインが必要になります。 「J2SE v1.4.1_02のダウンロード」のページから適当なOSの「JRE」をダウンロードして下さい。 ソースをダウンロードしてコンパイル実行する場合は「SDK」のダウンロードが必要になります。 ※注意:ファイルは全部で[an error occurred while processing this directive]byteありますので、速い回線で使うことをお勧めします。 ソースコード Jarファイルはページの一番最後にあります。 |
論文
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デモムービー[Movie (small) (2.3M)] [Movie (large) ( 11M)] |
ユーティリティー・Popie2SWFPopieで作成したデータをSWF(Flash)に変換するためのツールです。 |
更新状況2003 12/17 ver 4.30 プログラムの整理 パッケージ名の変更 02/14 ver 4.12 印刷を実装 候補の検索を改良 02/13 ver 4.11 フローメニューのスクリーンショットを追加 02/05 ver 4.10 Popie関係のコードを再構築 StringStateManager, StringStateの追加 02/02 ver 4.06 バグフィックス 01/29 ver 4.05 アプレットのパラメータでのメニューサイズ変更を追加 未確定文字の文節の長さの変更ができるようにした 01/28 ver 4.04 Popie文字入力中のカーソルを動かせるようにした。 word-m 辞書ファイルの修正 01/27 ver 4.03 アプレットでの表示関係を修正 アプレットでの動作関係を修正 細かいバグを修正 01/27 ver 4.02 辞書を大幅に改良(CD−毎日新聞2001年版を解析) 細かいバグを修正 01/14 ver 4.01 メニューアイコンを追加 01/12 ver 4.00 バックグラウンドを表示可能にする 2002 12/26 ver 3.50 Popieの概観を一新。アンドゥ完成 12/10 ver 3.37 左手用Popieを実装、アンドゥを実装(未完成) 12/03 ver 3.36 WISS2002に向けて細かいバグを修正 11/27 ver 3.3 パッケージ化。 テキスト編集を可能にした。 タブレットPCに対応。(TOSHIBA Dynabook SS 3500) 10/22 ver 3.01 学習機能を追加 10/14 ver 3.0 子音のみの入力を採用、それに伴う候補数の増大に対し 絞り込みの機能を追加し入力効率を向上。 09/10 ver 2.74 Popieのインターフェースを大幅改良 (外見、候補数の視覚化) 09/06 ver 2.73 ページを導入 アプレットでのファイル読み込みのバグフィクス 09/04 ver 2.72 アンドゥ、リドゥでのバグフィクス 08/24 ver 2.7 Popieのインターフェースを改良(左手用、外見) 08/17 ver 2.61 アンドゥ、リドゥでのバグフィクス ファイル入出力関係のバグフィクス 08/09 ver 2.6 アンドゥ、リドゥを実装(POPieの部分に関しては未実装) 07/27 ver 2.52 コメントの追加、ファイルの整理 07/27 ver 2.51 バックアップ 07/15 ver 2.5 文字列から画像を呼び出せるようにする ver 2.4 POPieを搭載 ver 2.1 ベジュエ変換を搭載 ver 2.0 大幅なリファクタリング ver 1.0 FlowMenuのテスト用としてスタート |
開発環境1 Java2SDK 1.4.2_02 WindowsXP Professional Pentium4 3.0GHz 1.5GB 開発環境2 Java2SDK 1.4.1_02 WindowsXP TabletPC Edition Mobile Pentium3 1.33Ghz 512MB |
ソースコード(jarファイルを含む) popie-full.zip [ 12Mbyte] # unzip popie-full.zip # cd popie-full # make // デフォルトはLサイズの辞書を持つPopie.jarを作る # make run // Popie.jarを実行する とやれば実行できます。 また、 # make m // Mサイズの辞書を持つPopie_M.jarを作る # make s // Sサイズの辞書を持つPopie_S.jarを作る # make all // L,M,Sサイズの辞書持つjarを全て作る # make mrun // Popie_M.jarを実行する # make srun // Popie_S.jarを実行する などがあります。 Jarファイル(ver4.30)Popie.jar [2.9Mbyte]Popie_M.jar [1.0Mbyte] Popie_S.jar [536Kbyte] 実行手順 # java -jar Popie.jar ----オプション----- # java -Xms128M -Xmx256M -jar Popie.jar -Xmsオプションは初期メモリの割り当て -Xmxオプションは最高メモリの割り当てです。 メモリを多く割り当てると、動作がスムーズです。 128M以上割り当てれば大丈夫だと思います・・・ デフォルトの64Mだと動作が不安定になるかもしれません。 --------- Windowsであれば、jarファイルのダブルクリックでも動きます。 ただメモリサイズがデフォルトの設定になってしまいます。 それぞれの起動時のメモリ使用量は以下の通り。 Popie.jar 105MB Popie_M.jar 51MB POpie_S.jar 44MB |
辞書を作成するにあたり、毎日新聞社の「CD-毎日新聞2002年版」を使用しました。
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Last modified: 2010/10/31 (Sun) 23:26:11 E-mail: daisuke@iplab.cs.tsukuba.ac.jp |